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​チルドレンズミュージアム知ってますか?

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チルドレンズミュージムは子供の興味心を掻き立て、学習のモチベーションをあげる様々なジャンルのハンズオン展示(実際に子供たちが展示に触れることのできる体験学習方法)や子供向け、家族向けのアクティビティプログラム提供をし、主に子供たちのニーズと興味にコミットしている非営利の教育・文化機関として機能し、世界各地に存在しています[i] 

アメリカのワシントンDCには1962年に立ち上げられたAssociation of Children’s Museumsという組織があり、19カ国、米国内の50州の460のミュージアムがこの組織に加盟しています。すべてのチルドレンズミュージアムがこの組織に属しているわけではありません。

 

私がこれまでに訪れたチルドレンミュージアムは:

Port Discovery Children's Museum(ボルチモア)

Pretend City Museum(ロサンゼルス)

Kidspace Children's Museum(ロサンゼルス)

Children’s Museum of San Francisco(サンフランシスコ)

The New Children’s Museum (サンディエゴ)

San Diego Children's Discovery Museum (サンディエゴ)

Children’s Museum of Houston(ヒューストン)

Chicago Children’s Museum(シカゴ)

Seattle Children’s Museum (シアトル)

KidsQuest Children’s Museum(シアトル)

Boston Children’s Museum(ボストン)

Brooklyn Children's Museum(ニューヨーク)

Children Museum of Arts New York(ニューヨーク)

Children’s Museum of Manhattan(ニューヨーク)

Children’s Discovery Center(ハワイ)

Seoul Children’s Museum(韓国)

Kids Plaza Osaka(日本)

 

と主にアメリカです。行く前に事前にアポを取っておくとエデュケーターの方々が丁寧に解説をしてくれました。その経験をもとにチルドレンミュージアムの展示についてご紹介していきたいと思います。もちろんそれぞれのミュージアムの大きさや屋外スペースがあるかないか、また土地柄によって展示も変わりますが共通して見られるカテゴリーは以下の通りです。以下のカテゴリーの展示を見ていかにアートとミックスしてプログラムを作り出せるかということをテーマに私はアトリエを行ってきました。皆様のSTEAM教育プログラム考案に役に立てていただけたらと思います。

 

1.ジャングルジムやネットを使ったアスレチック遊具、運動器具

2.屋外スペースがあるところはサイクリングスペース、物理の仕組みを学べるような遊具やツリーハウスなど

3.粘土、絵画、工作を行うワークショップの部屋

4.読書スペース

5.サイエンス関連のハンズオン展示

6.Lego、Keva、Kapla Plan、Big Blue Blocksを使うコンストラクションスペース

7.スーパーマーケット、商店のハンズオン展示

8.自然を体感するハンズオン展示

9.人体の仕組み、健康、栄養を学ぶハンズオン展示

10.デジタルデバイスを使うハンズオン展示

11.異文化を学ぶハンズオン展示

12.ロールプレー(職業体験)

13.劇場(本格的な劇場から子供たちがパペットを使うミニシアーまで)

14.3歳以下の親子スペース

15.パーティールーム

16.グッズ販売コーナー

​日本にこれらの展示をしている子供向けミュージアムがキッズプラザ大阪以外にあったらDiscussionコーナーで教えてください!

今回は1のアスレチック遊具について幾つかの例を参考にご紹介します。

まず、「のぼる」という動作は子供たちの興味をそそる動作です。もちろんジャングルジムや、アスレチック遊具を登るには危険も伴うため安全性の整備は必須ですが、その環境の中で簡単に登れない、簡単の頂点にたどり着けないことは今後の成長過程で困難にぶちあったってもくじけない、諦めないという精神を培う意図を持っています。それ以外にも秘密基地を探検するような遊び心を掻き立てる役割もあります。ミュージアム内のセンターピースとしてアスレチック遊具を展示しているところもあります。

次回の記事で他のカテゴリーをいくつか写真付きで詳しく紹介しようと思います。

​森下 絵美子

[i] "About ACM" https://www.childrensmuseums.org/about/about-acm

2021年5月13日アクセス

 

 

 

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